三崎の自然①②
2021年2月1日 13時48分地域の自然に関する話題を2つ。伊方町には豊かな自然があります。身近な自然に目を向けて、よく観察してみましょう。
① 講演会「佐田岬半島の地形と地質」に参加しました。
1月31日(日)、みさこうの生徒と教職員計6名で、伊方町生涯学習センターで行われた標記講演会に行ってきました。講師は愛媛大学防災情報センターの高橋治郎先生でした。講演後、自主的に室鼻公園付近の枕状溶岩(海底で噴出した溶岩が冷えて固まった玄武岩)を観察しました。佐田岬半島を作っているのは、海洋プレートに乗って運ばれた岩石であり、神秘さと地球のスケールの大きさを感じました。
② 冬鳥が来ています。
ヒトはコロナ禍で外出さえままならない状況ですが、冬鳥は越冬のため、例年通り海外から日本に来ています。特に、九州経由でやってくる鳥にとっては、半島は大切な中継地です。校内や学校付近で観察できる冬鳥を紹介します。
ジョウビタキ(上はオス、下はメス)です。ジョウ(尉)とは銀髪のことで、オスの頭の毛色から名付けられたのでしょう。雄雌とも羽に白斑があり、大きさはスズメくらいです。ヒタキという鳥の名に聞き覚えがある人は、ラピュタの庭園にヒタキの巣があったこと(アニメの話です)を覚えているのかもしれません。
ツグミです。白眉と胸の模様が特徴的で、スズメよりも一回り大きい鳥です。開けたところが好きで、時々、グラウンドで餌を探しています。越冬地である日本ではさえずらないため、「口をつぐむ」から名付けられたと言われています。
シロハラです。丸い頭、口のすぐ横に付いた大きな目、白いお腹で、何とも愛嬌のある鳥です。大きさはツグミと同じくらい。グラウンドのような開けた場所は苦手なようで、校庭の木々の下を飛び跳ねています。写真は部室前で撮りました。
アオジです。大きさはスズメよりほんのちょっと大きいくらいで、頭は暗緑色、体は黄色っぽい緑色。ローソン横の川で餌を探していました。一般的には本州中部以北から、冬に西日本にやってくる鳥ですが、海外から来る個体もいるとのことで、今回は冬鳥として紹介します。