みさこう日記

2021年5月の記事一覧

何気ない日常

昨日の出来事。

家の近くをランニングしていた。

遠くで灯りのようなものが灯り、ぼんやりと消えていく。

その灯りはとても不規則で、あちらこちらで光ったり消えたり。

 

火の玉?

怪奇現象??

それとも幻覚???

 

走るのをやめて引き返そうかとも思ったけど、怖いもの見たさもあって走る速度を上げた。

その灯りは数を増していく。

光っては消え、消えては光る。

 

一筋の光がふわぁ~っと近づいてくる。

ボクサーのような身のこなしで光をよける。

しかし、いつの間にか右の肩が煌々と光っているではないか。

 

恐る恐る目をやる。

 

 

蛍でした。

 

 

目の前には少なく見積もっても数十匹の蛍の灯り。

幻想的とはまさしくこのこと。

走ることを忘れ、ぼーっとその光景をただ眺めていました。

 

すると、向こうから小さな子どもとお母さんが歩いてきました。

 

少年:「うわー!めっちゃきれーい!」

 

私も思わずあまりも蛍がきれいだったので「ここって蛍、よく見えるんですか?」って、少なく見つもっても30歳は年下の男の子に敬語で質問していました。

 

少年:「うん、本当はもっと見えるんやけど、今日は少ない方やな」

私:「よく見に来られるんですか?」

少年:「うん、この季節はな、お母さんとようくるで。おっちゃん、ここでまた会うかもな」

 

そう言って、小さな手のひらをそっとあけて一匹の蛍を私に見せてくれました。

夢だったんじゃないかと思うくらい幻想的な時間でした。

 

今も目を閉じるとあの光景が浮かんできます。

 

ずっと前からそこにあったんだ。

 

もしかしたら、自分に余裕がなくて気が付けなかったのかもしれない。

いやむしろ、気が付けないから余裕がなくなってきていたのかもしれない。

 

大切な人や、大事なことはすぐそばにある。

 

澄み渡った夜の風を思いきり吸い込み、もう一度走り始めた。

 

きっとまた会える。

蛍にも、あの少年にも。

 

 

写真を撮影したのですが、圧倒的なセンスのなさでこの感動を皆さんにお届けすることができず残念です笑