先生たちの推し本!!!
2025年2月19日 12時00分三崎高校の図書室では現在、「先生たちの推し本」コーナーがつくられています!
先生方のおススメの本を知る機会はとっても貴重でとても楽しい企画!
あ
私が初めて本を買ったのは高校3年生。
全国高校サッカー選手権大会のメンバーから外れた時だった。
自信喪失、挫折、絶望、無力感、敗北感… 当時、日常生活の全てが信じられなくなった。
あ
「一冊の本が人生を変えることがある」
あ
担任の先生が言っていたのを思い出し、わらにもすがる思いで地元の明屋書店に自転車を走らせ、忘れられない一冊と出会った。
あ
「人は不愉快なことや不都合なことが起こると、いつでもそれを〈誰か〉や〈何か〉のせいにする傾向があります。
自分に原因があるとは考えようともしません」 by 『コミュニケーション100の法則』
あ
それまでメンバーから外れた原因を自分に向けたことなんて一度もなかった。
この考え方を意識し始めるようになって生活は激変した。
時を同じくして母親からも本を贈ってもらった。
あ
「あんた、いつまでも落ち込んどったらいけん。サッカーが人生の全てやないんやけん。この本でも読んで元気だしなはい」
あ
思春期真っ只中の私は手渡された紙袋を乱暴に取って自分の部屋に上がった。
めちゃくちゃ照れくさかったけど、 めちゃくちゃ嬉しかった。
母親の優しさで胸がいっぱいになり、どんな本が入っているのかワクワクしながら紙袋の封を切った。
あ
おい…マジかよ……。。。
あ
『めちゃ2モテたいッ!めちゃモテBOOK』
どんな思考回路を駆使すればこの本に辿り着けるのだろう。
どんな気持ちでこの本を手に取り、どんな想いでレジに並んでいたのだろう。
絶望の淵でもがき苦しんでいる息子の励まし方を明らかに間違え(過ぎ)ていた笑
一冊の本が、一つの言葉が、人生を変えるキッカケを与えてくれることがある。
私は本に救われた。
そして本に恋をした。
あ
みさこう生のみんな!図書館へGO!